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トゥルーアイを探る

出勤や登校時刻に大きな変化はないので、睡眠時間が40年間で約1時間短くなったことになる。
思春期の若者の睡眠時間も、ヨーロッパ諸国の8.5〜9時間、アメリカの7.5〜8時間と比べて、日本は7〜7.5時間と短い。
I助教授によると、日本の中学生では、起床時刻の遅い生徒に日中のイライラ感が強かった。
睡眠障害は日中の眠気をもたらし、作業能力や判断力の低下、反応時間の遅れといった弊害をもたらす。
これによって、交通事故や転倒事故などにみまわれる確率は2〜3倍にはねあがるという。
うつ病や神経症のリスクも増加させ、うつ病のリスクは4倍になるといわれる。また、朝起きられずに不登校や出社困難になる人もいる。
当然、医療費の増大につながるというわけだ。

睡眠障害は、不眠の訴えが覚醒時の機能障害とともに認められ、学習された睡眠を妨げる連想があり、身体化された緊張の増大によって起こる。夜眠ろうとする懸命な努力にもかかわらず、非日常的状況でむしろ眠りやすく、睡眠効率の低下や中途覚醒の増加を招く。
睡眠障害で最も多いのが、精神生理性不眠、いわゆる不眠症である。
診断基準は次のとおりで、いつもの「眠れない」状況が連想される家よりも、旅行に行くなど、むしろ非日常的状況のほうが眠りやすいのが特徴とされる。一過性の不眠はだれにでもあるが、神経質な性格の人は眠れないことを「重大で危険な現象」ととらえてしまい、過度の不安と恐怖心を抱く。
不眠を避けようと努めるあまり、眠れない状況の「外的条件付け」によって不眠がかえって持続してしまうのである。

S新幹線の居眠り運転でクローズアップされた睡眠時無呼吸症候群は、睡眠障害のなかでもからだ全体の健康に影響をおよぼし、危険性も大きい。
交通機関の事故防止策を検討する国土交通省の連絡会議(2003年3月)では、SASの専門医が「国内のSAS潜在患者数は約200万人とみられる」と発表していた。

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